長野県神城断層地震災害


長野県神城断層地震災害
発生日

2014年11月

地区 供給戸数

長野県白馬村

白馬村飯森グランド
応急仮設住宅 35戸



長野県神城断層地震災害   長野県神城断層地震災害 外観02   長野県神城断層地震災害 外観03
外観01   外観02   外観03
長野県神城断層地震災害防雪囲い   長野県神城断層地震災害土台下木杭2本   長野県神城断層地震災害二重サッシ
防雪囲い   土台下木杭2本   二重サッシ


経  緯
・長野県神城断層地震応急仮設住宅
 2014 年11 月22 日に発生した「長野県神城断層地震災害」において多数の住家が被災し、長野県白馬村に被災者向けの応急仮設住宅を35 戸建設した。白馬村は、積雪量が多く、スキー場を中心とした観光地である。
 建物の屋根は、雪下ろし時の転落事故の未然防止と入居者の作業負担の軽減を図るため、従来の建物の屋根の上に「勾配のある屋根」をさらに設置した。そのため、建物の内部工事と同時に施工した。
 建物内部の仕様は、冬場の居住環境を考慮し、床、内壁、天井の断熱材の増量や居室の窓への二重サッシの取付けを行った。また、天井の合板が室内の湿気が原因で外れないように、今回は天井の材質を全て化粧石膏ボードに変更し各居室に吸気口を設置する等、居住環境の改善を行った。
 また、建物外部の仕様は、豪雪対策として、下記の内容が講じられている。
@玄関が雪で埋もれないように外廊下を設置し、冬場に冷たい風が直接、部屋に入ってこないように廊下の外側にビニールカーテンを取り付けた。
A各住戸のエアコン室外機が、雪で埋もれないように屋根の軒下に取り付けた。
B窓の外側に雪囲い板を落とし込めるように金物を取り付けた。