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2000年(平成12年)3月31日(13時10分)、北海道有珠山が23年ぶりに噴火した。噴
火地点は有珠山西山麓で、水蒸気爆発の噴煙は上空高く3,200mまで達し、人的被害は なかったものの伊達市、虻田町、壮瞥町の多くの住民が避難した。噴火は予想され既
に2日前には災害救助法が適用されていた。
噴火前日には、噴火の前兆の情報に基づき協会から部会災害担当責任者を札幌へ派 遣を決定、31日には在札幌の現地責任者などと連絡体制及び供給能力調査を行い緊急
体制を整えるの災害対策会議を開催している最中の噴火であった。
当協会は、北海道知事の要請に基づき応急仮設住宅建設会員7社を斡旋し、4月13日 から7月19日98日間で伊達市173戸、虻田町395戸、壮瞥町84戸及び豊浦町82戸の合
計734戸及び伊達市の1棟の集会所を9地区に分散して建設した。
また、寒さ対策とし て全戸寒冷地仕様とするほか、応急仮設住宅(712戸:19.8m2 (6型)186戸、29.7?(9
型)440戸、39.5m2 (12型)86戸)高齢者仕様(車椅子対応)住宅(9戸)、寄宿舎タイプ
(ドミトリータイプ12戸)、集会所1棟。
入居者は、9月20日には654世帯1494人に達し、その後次第に入居が解消、2002年( 平成14年)7月30日に終了した。
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