永良部島火山災害


発生日

2015年5月

地区 供給戸数

鹿児島県屋久島 

口永良部島
火山災害応急
 仮設住宅団地 
27戸



永良部島火山災害 外観01   永良部島火山災害 外観02   永良部島火山災害 外観03
外観01   外観02   外観03
永良部島火山災害窓・掃出し窓パネル式   永良部島火山災害出入り口パネル式   永良部島火山災害H鋼基礎
窓・掃出し窓パネル式
台風養生
  出入り口パネル式
台風養生
  H鋼基礎
(ベースコンクリート)


経  緯
・口永良部島火山災害応急仮設住宅
 口永良部島の新岳の噴火災害により全ての島民が、緊急的に島外避難を余儀なくされた。この事により鹿児島県から応急仮設住宅の建設要請を受け、直ちに災害対策業務を開始し、屋久島町内に避難者向けの応急仮設住宅27 戸と談話室1 戸を建設した。
 屋久島町は、毎年のように台風の通過点である事が多く、年間を通じて降雨量は全国でも上位の地域である。屋久島町の基準風速「Vo=44m/s」となっており、応急仮設住宅にも強風に対する性能が求められた。
 応急仮設住宅の基礎は、従来木杭で施工するのに対し、コンクリートのベース基礎にH鋼を据付け、本体の柱をそのH鋼に固定する方法を採用した。
 建物の開口部(出入口・窓)のガラスは全て網入りガラスに変更し、外壁材(パネル)を活用した手動の雨戸(パネル式耐風養生)を設置する等、入居者の居住環境の改善とコストの低減を図った。
 また、屋久島町は年間を通じて降雨量が多い地域のため、敷地内に雨水が長期に溜らない様、各建物の内部や外周部全てに透水暗渠管を設置し、敷地外に流れるように施工した。