プレハブ住宅(Prefabricated House)は、工場で柱・梁・屋根トラス・床・壁などの住宅構造体を生産し、それを建築現場で組み立てるシステムによって建築される住宅です。
プレハブ住宅の主な特徴としては、次の点があります。
つまり、あらかじめ部材を工場で生産・加工し、建築現場で加工を行わず組み立てる建築のことをいい、大きく以下の3種類に分類されます。
コンピューター、ロボットなど最新技術を導入した工場で、徹底した品質管理のもとに主要部材が生産されるため、品質のばらつきがなく、高い精度を有しています。
部材は標準化、規格化されているので、伝統的な木造軸組み工法のように、職人の技能に左右されることがなく高品質の施工が実現できます。
工場生産の比重が高いため現場作業が軽減され、工期の大幅な短縮が実現されています。
工場生産方式で原価管理が明確化するため、価格は常に適切に設定され、完成後に思わぬ負担を強いられることがありません。
資材購入から生産設備、現場施工などで合理化努力が絶え間なく続けられ、常にトータルコストの引き下げが図られています。
プレハブ住宅は構造部材の種類などによって分類されます。
木質系プレハブ住宅-----木材によるパネルなどを主要構造部材とするもの
鉄鋼系プレハブ住宅-----鉄骨の柱、梁に壁パネルを用いるなど、鉄骨を主要構造部材とするもの
ユニット系プレハブ住宅---鉄骨または木材をフレームとした箱(ユニット)を建築現場で連結して完成させるもの
コンクリート系プレハブ住宅-PC板(工場生産コンクリートパネル)などを主要構造部材とするもの