住宅リフォームを対象とした税の優遇制度には下記の3つの制度があります。税の控除額や軽減額などの算出方法については、制度の種類やリフォームの内容によって異なります。
所得税額の控除とは、一定のリフォームに係る工事費用等の額に応じて所得税額を控除する制度であり、控除期間や控除額など異なる3つの制度があります。
固定資産税の減額措置とは、要件を満たすリフォームを行った場合に、リフォームに要した費用の額によらず一定の割合で家屋の固定資産税が軽減される制度です。
贈与税の非課税措置とは、リフォームを行うために父母等からの資金(住宅取得投資金)の贈与を受けた場合に、贈与の一定額までが非課税となる制度です。
リフォームの種類と摘要可能な制度は次の通りです。
所得税の控除と家屋の固定資産額の減額措置、及び贈与税の非課税措置は併用して適用を受けることが可能です。
リフォームの種類と 適用可能 な制度 |
所得税額の控除 | 固定資産税の 減額措置 (家屋) |
贈与税の 非課税措置 |
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1年 控除 |
5年 控除 |
10年 控除 |
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投資型減税 | ローン型減税 | 住宅ローン 控除制度 |
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リフォーム の種類 |
① 耐震 | ○ | △ | ○ | ○ | ○ |
② バリアフリー | ○ | ○ | ○ | ○ | ー | |
③ 省エネ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
④ 増改築等 (①~③を除く) |
ー | △ | ○ | ー | ○ |
耐震改修、バリアフリー改修又は省エネ改修などを組み合わせて行ったリフォームの場合は、制度を併用して適用を受けることができる場合があります。
詳しくは、住宅リフォーム推進協議会のHP(リフォームの減税制度)をご参照下さい。